ブラックホーク ダウン【字幕版】 [VHS]
戦争については、さまざまに語られ、本が書かれ、映像が作られている。
ただ、ほとんどは戦争に対する製作者の政治的スタンスがそこに差し挟まれており、説教臭さや胡散臭さが漂うものさえある。
しかし、この映画は、そういった説教臭さや胡散臭さとは、無縁に近い。
ひたすらに戦闘が繰り返され、観ている方も息詰る。
作り物だということを意識していても、引き込まれる。
ひたすらに殺意をあらわに押し寄せてくる敵…。
状況の把握も困難なくらいにめまぐるしく変わる場面…。
一兵士の視点から見たら、戦闘とは、戦争とは、こんなものだよなあ…。
思わず、そう思ってしまう。
ブラックホーク・ダウン
米軍のソマリア内戦を舞台にした映画のサントラ。戦争の愚かさと悲惨さを肌で感じさせる音楽に、とても心を打たれた。自然に耳に入り、心地良く聴こえてくるアフリカの民俗サウンドとイスラム文化を思わせる音楽の融合、そしてギター音が非常に映画とマッチしていて、聴く者を魅了する。ハンズジマーは素晴らしいアーティストだと改めて感じた。
ブラックホーク・ダウン―オリジナル・シナリオ対訳
この本を買うのは、ブラックホークダウン好きに限ります。
この場面で、セリフが聞き取れないとか、役者さんが、何を言っているのか知りたい人は、買いです。それ以外の人は、ただの文章の羅列にしか見えないでしょう。
英語の台本って見たことがないのですが、こんな風になっているのかな?その人が画面に映っている場合は(on)、映っていない時は(off)とセリフの途中に入っていますので、かなり英語は、読みずらいです。
日本語訳は、映画の字幕通りではありません。DVDを何度も見て、映画の字幕に慣れている人は、あれっ?こんなセリフじゃなかったよなぁ、というのがいくつもあります。日本語の意味は間違っていないんだけれど、映画に慣れてしまった人は、違和感があると思います。
ブラックホークダウンが好きで、DVDも持っているし、試しに、英語の勉強でもやってみるか?という人、向けの本ですね。