中野畳職人しんちゃんのおもしろ雑記帖

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銀のクルースニク 1 (Gファンタジーコミックス) 目に付いたので、買ってみたこの漫画。

最近のガンガンやGファンにはありそうで無かったライトなギャグ風味ファンタジー。
主人公の「キリー」は、これまた最近では珍しい、純真無垢で素直な正義感のある少年。

テーマは「吸血鬼狩り」と重そうですが、本の裏側の解説、帯を見てみると解るように、
中身はギャグの率が断然高いです。
絵柄や話の雰囲気が良い意味で、どことなく、10年前ぐらいのガンガン系漫画の
香りを醸し出してる気がします。

私的には、ハーメルンや幻想大陸のギャグノリが好きだった人にオススメしたいです。

トーンワークもシンプルで、絵柄が見やすくて自分は好きです。
黒執事のように美麗にトーン処理がされている漫画も大好きなのですが、
こういう白黒はっきりしてる丁寧でシンプルな漫画も良いですよね。

読んでいるとたまー、に人物の体のバランスが悪い様な気がしないでもないのですが、
そこも含めてご愛嬌。

二巻からどういう風に話が展開していくのか、今から楽しみです。

ジェノサイド 小説としては面白いです。
人類の進化、創薬、アフリカ情勢、軍産複合体、ネオコン等々と言った様々なファクターをうまく利用し、一つの作品として破綻なくまとめあげています。

ただ、相当な手間をかけてリサーチしたであろう創薬や人類の進化の考察に比して、それ以外のファクターへのリサーチが弱く感じました。
特に「南京大虐殺」や「人の善の例示としてだされたホームで外国人を助ける人」「物語の本筋とは全く関係ない主人公家族の差別的発言」など、著者のイデオロギーの発露としか思えない描写は全くの無駄です。
ただ、これは本当は著者のイデオロギーの発露ではなく、一般的な日本人的感覚・意識といったものを「敢えて」入れたのではないかと思います。この描写は著者が日本人であるが故に、「敢えて」日本人に厳しく描かれたような気がしてなりません。それが空回りして作品としての質を落としているのは甚だ残念だとは思いますが。

面白さをスポイルしているのは、著者の幼稚な正義感と言ってもいいかもしれません。

ダルフールの通訳 ジェノサイドの目撃者  ダルフールで育った著者が「外の世界」を知ったことと、自分の村が「消滅
させられる」ことを、自身の目と耳で体験してしまったが故に選んだ道は
ダルフールを救う為にやって来たNGOや各国政府の調査団、そしてそこで行われて
いることを伝える為にやって来たジャーナリスト達と現地を繋ぐ仕事=通訳と
いう道でした。

 この本はその道を選び−文字通り命を懸けて−奮闘した著者の半生記を、彼の
言葉で且つ平易に描いた一冊です
(読みやすさの一つは、彼がどんな時もユーモアを忘れていない点に因ります)。

・彼はどこに産まれ、どんな生活を送って来たのか?
・彼が「外の世界」を知ることになったきっかけとは?
・自分の故郷が無くなる瞬間
・昨日の友が今日の敵になり、今日の敵が明日の友になる世界
・ダルフールで起きていること
・そして著者に起きた最大の危機

 そこに写真は「一枚も」ありません。有るのは文字のみ。特段上手いという
文章でもありません。しかし、ページの向こうには家族やコミュニティーの
温もりが有るのと同時に、*1)凄惨な状況、そして死への恐怖が、現前と且つ
鮮明に広がっているのです。

*1)これは結構キツイです。著者の言葉を借りれば「邪悪そのものを見る」と
 いう状況がそこにはあります。

 同じ時代に産まれながらも、場所が異なったお陰で片方は(100年に一度の
不況と言われていますが)少なからず先進国や新興国は隣町が敵になり、互いに
それを殲滅している、という世界ではありません。しかし、もう片方では前述
したことが日常のこととして繰り広げられています。

 そう言ったことを誰にでも分かる文章で、しっかり伝えきっているこの本は
一読の価値有りと強く感じた次第です。

附:前述した様に文章は平易です。ルビは有りませんが、小学校高学年くらい
からでも読める内容です(中の凄惨な状況を、子供に見せるのはどうなのか?
という問題はあるでしょうが・・・)。未来を背負う彼ら彼女らにこそ読んで
欲しいと思う今日この頃です。

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