歌旅-中島みゆきコンサートツアー2007- [Blu-ray]
DVD版も所持しているが、画面が大きくなった最近のテレビでは画像が粗くなってしまう。
悩んだ末にブルーレイ版を購入した。DVD版が発売された時期は40型クラスのテレビは今ほど一般的ではなかったと思う。
内容はフルハイビジョン撮影により表情、会場の雰囲気が伝わりストレスを感じない。
ブルーレイについて全く詳しくないので、推定であるが、2枚にしたのは1枚に入りきらかったのではないだろうか。
もしDVDを所持してお悩みの方がいらしたら、躊躇無く購入しても良いと思う。
この人は誠に美しいですね。言葉じゃ伝わらないです。
視聴環境はビエラDT3、ディーガ、ソニーサラウンドヘッドフォンです。
蛇足ではありますが、地元が一緒です。
中島みゆき 歌でしか言えない世界
今まで読んだ中島みゆき論の中では、一番深い内容だと思う。なぜ中島みゆきの歌は暗いかという疑問に対して、キリスト教的原罪意識を引き合いに出してくるあたり、最初は「深読みしすぎでは」と思ったが、著者の深い洞察にだんだん引き込まれ、一気に読んだ。
一貫した世界観によって、中島みゆきワールドの秘密が解き明かされていく過程には心地よい知的刺激を受けた。
無名の著者だが、なかなか読みごたえのある力作だった。
大吟醸
日本のJ−POPにもし中島みゆきの音楽がなかったら、音楽表現の幅と深さにおいてもっと浅いものになっていたと感じます。
数々の名曲を残してきた音楽の幅広さ、深みの深度というものを俯瞰的に眺めれば、個性の輝き度合いに応じて一番ウィングを広げた先に中島みゆきが存在していると思います。
それほど彼女の紡ぎ出す歌の数々には、「女の心の叫び」が綴られており、その哀しみの奥底に潜む「憾み」の凄まじさにリスナーは驚き、心を揺さぶられます。別の歌では、全ての感情を受けとめ、落ち込む人の背中を後押しするような勇気を得ることもあり、歌を聴くことによって悲しみを昇華し、深い感動を受けることになります。
作曲家、歌手としての才能の素晴らしさは当然のこととして、彼女の作詞家としての才能は、他のアーティストを見渡しても稀有な存在で、唯一無二であるからこそデビュー以来30数年その魅力を多くの人が認めてきたわけです。
この1996年発売の『大吟醸』は、彼女の代表作を集めたベスト・アルバムです。デビュー以来のアルバム(ジャケットと曲目、発売日)とシングル(曲目、発売日)、中島みゆきの個性をあらわす「夜会」のビデオ等の情報が収められていますので、彼女の足跡を辿るのには好都合の編集がなされています。ライナーノーツの曲目解説(筆者未詳)も詳しく参考になる情報でした。
「ファイト!」「空と君のあいだに」「悪女」などのヒット曲の素晴らしさをここで語るには字数が足りませんが、今回初めて聴いた「最後の女神」のスケール感には圧倒されました。「時代」のグランプリによって世に知られた中島みゆきならではの大きな気持ちを歌いこめており、人間愛に裏付けられた名作だと感じました。
中島みゆきライヴ!Live at Sony Pictures Studios in L.A. [Blu-ray]
NHKhiで放送されたのを録画してよく見ていたが、Bモードではないただのステレオで音が今一。アンプで情報を表示させるとAAC144kbps2ch。
このブルーレイはdts1536kbps5.1ch。1曲目の「この空飛べたら」がはじまるとすごいサラウンドでびっくり。スタジオは中島みゆきを囲んで演奏者が配置されているのだけど、中島みゆきのすぐ近くで楽器に囲まれて聞いている感じ。音がはっきりしていて楽器の細かな音の変化もよく分かる。録画があるからと迷っていたが買ってよかった。
Forever Young Concert in つま恋 [DVD]
拓郎の「私の足音」という曲がやけに印象に残った75年のつま恋。
1曲だけ初お披露目した曲がこれ。徹夜コンサートの体験よりも印象
に残りました。
今回は、既存曲ではあるけれど「永遠の嘘をついてくれ」がいつま
でも頭をかけめぐってました。
拓郎が言うようにみゆきさんとの場面は緊張しています。みゆきさ
んが登場する直前にステージサイドに視線を向ける心配そうな拓郎。
曲中、何度もみゆきさんが拓郎に視線を送るけど拓郎はほとんど目
を合わせません。
曲の出だしは結構低く、みゆきさんにピッタリ。
拓郎が3番を歌いだす前に半音上がったところで、拓郎の音域にか
ろうじて入った感じです。
傷ついた獣たちは最後の力で牙をむく〜
〜嘘をつけ永遠のさよならのかわりに、あたりはまさに拓郎です。
DVDではテレビとは違うアングルだったのでうれしかったです。
オンエアされていないファイト!は必聴かと思ったら入っていな
かった。