マンガ食堂
著者による「あらゆる漫画に出てきた料理を再現してみる」という趣旨のブログの書籍化です
内容はほぼブログそのままの書籍化ですが、こちらは分量が細かく明記されています
目次はカテゴリ分けされて簡潔にまとめられているので、目当ての料理があれば参照し易いでしょう
何よりも、PCに面と向かわずにその辺でくつろいで見られる事が幸せに感じます
また、メインである料理の実践風景だけでなく、原作漫画を愛する著者の感想や思い出話も面白いです
【構成】
ページ配分はほぼ「1品につき4ページ」です
前半2ページはモノクロで、著者が作品に対する思い出を織り交ぜながらシーンと料理を紹介、
後半2ページはカラーで、うち1ページが調理の過程と材料の分量、もう1ページが完成写真です
ブログ同様、所々に原作のコマが貼られており、料理の絵や食べる登場人物の表情などが見られます
小さいサイズの単行本なので、写真はPCのモニタで見るよりは流石に小さくなっていますが、
ページのレイアウトが各料理でほぼ共通ですし、調理過程やレシピも纏められてブログよりも見易く感じます
チョイスされた料理は料理漫画からはむしろ少なく、一部はドラえもん等メジャー作品からですが
殆どの作品がマニアック、漫画ファンでも知らないものが多々あるかも知れません
ですが前述した様に丁寧な紹介があるため、料理が供される経緯や背景は問題なく知る事ができます
【備考】
中には「チョイスした時点で失敗」といったギャグ料理もありますので、
バラエティ番組などを見て「食べ物で遊ぶな!」などと頻繁に思う方は注意が必要です
また、いくらどこでも読めるからといって、
眠る前に寝床で読むなどすると、空腹が誘発されて痛い目に遭うので気を付けましょう
花のズボラ飯 うんま~いレシピ―なぜ、ズボラ料理なのに泣くほどうまいのか
ハナコが読んだらレシピの半分ぐらいは、栗を貰った時のめんどくさい!って顔をするんじゃないかと。
だって私がそうおもったから(笑)
でも謎だったポトケチャミルクミソ鍋が分かったのは嬉しい!
レシピ本としては満足です♪
「孤独のグルメ」O.S.T.
いや〜、TV放映時から耳につくメロディーが数曲あると思ってはいたが、ここまで完成度が高いとは。
1曲1曲の密度が濃い!番組で掛かっていなかったと思われる曲も多数あり、凄くメロディックで静かな曲やテーマソングのレゲエ、スカバージョンにノリのイイ、ファンク調の曲調も盛り込まれていて、全43曲トータル54分に飽きがこない趣向が凝らされて作られている。
ジャケットもTV放映時の逸話が盛り込まれていて、この回はこう言う食事だったなと思い起こさせてくれる。それぞれが美味しそうに楽しめるし、言うこと無しです。
再度言いますが、楽曲の完成度はとても高い!!聴いていてハッピーになります。
DVDの売り上げも好調のようだしTVでの続編も期待出来そうで、久住ワールドのファンとしては、「花のズボラ飯」の実写化もありそうな気がして来る。
久住さん自身やメンバー達の曲作りと演奏にも感服しました。
聴いていて楽しい!ほんとうに食が進みそうな作品です。
花のズボラ飯(2)
第1巻は「食べることはセックスと等価だ!」という原作者の意図が全面に押し出され、ヒロインが料理を食べた時の恍惚とした表情のセクシーさが異様なまでに突出している作品だった。しかしこの第2巻ではそうしたエロ要素が大きくトーンダウンしている。これは明らかに路線変更だが、理由は作品の長期化にあると思う。同じ原作者による「孤独のグルメ」の女性版のようなコンセプトで始めた作品が、キャラクターを取り巻く生活のドラマを描く方向に舵を切り直したのだ。
それを証明するように、今回からは登場キャラクターが増えていく。大学時代の友人ウッチーとガスケツがそれだ。この人物を入れたことで、物語の中にヒロインの過去と現在という縦の軸ができるし、ヒロインのいないところで彼女が直接語らないさまざまな裏事情を語るという横の軸が出来上がる。親友のミズキは結婚し、やがて子供が産まれるだろう。ヒロインはこれまで1話完結型の「静止した時間」の中で生きてきた。それは「サザエさん」や「ドラえもん」の世界と同じだ。しかしこの第2巻で、ヒロインを取り巻く世界は時間に沿って動き出す。ヒロインは物語の中で30歳から31歳になり、これからも連載が続く限り年を取っていくことになる。
そんなわけで、第1巻とはまったく別コンセプトの作品に生まれ変わった第2巻。1巻のエロチック路線が気に入っていた人は物足りないかもしれないが、1巻の1話完結路線に物足りなさを感じていた人には充実した内容になっていると思う。僕自身はエロ度が少なくなったことに寂しさを感じつつ、これが作品としての正常な進化であろうとも思うのだ。これはこれで楽しい。3巻もたぶん買うだろう。
花のズボラ飯
うまぁ〜い、と今日も手作りの料理に舌鼓を打つ若奥様、花さん。
さすがに主婦だけあってきっちりしているかと思いきや、実のところは
君それでいいの? と思わず詰問したくなるようなズボラな食生活。でも手を
抜いてナンボなのが単身赴任の夫を持つ主婦の特権なんじゃないかな、と
きまぐれで奔放なその生活を応援したくなります。いやしちゃいます。
でも旦那さん、花さんのこんな日常をどこまでご存知なんでしょうか?