ゴールデンアイ ダーク・エージェント(GAME CUBE)
本作の操作はN64の「ゴールデンアイ」(以下GEと略)と全く違いますがGC版の場合、ボタン設定でクラシックを選ぶとコントロールスティック上下で前進・後退、左右で体の向きの変更、Cスティック上下で視点移動、左右で平行移動とアクションに関する操作をGEと同じものに変えることができます。
GEに慣れているのであればクラシックを選ぶだけでかなり操作しやすくなるはずです。
ゲーム内容は非常に単純で、GEのように開かないドアを開ける鍵を探す場面などは全くありません。
ザコ敵を倒したり機械を介してアイテムを購入しないとドアが開かないという場面が少し存在するものの、本作は開くドアは開く、開かないドアは絶対に開かないという単純明快なシステムになっており、道に迷うことはまずないと思います。
任務もステージを道なりに進んでいけば目的地にたどり着けるものばかりで複雑ではなく、機械を操作する必要がある任務でも操作すべき機械が黄色い矢印で指し示されていますので、どの機械を操作すべきなのか簡単に分かるはずです。
敵を爆発に巻き込んで殺す、何度か殴って一時的な戦闘不能状態になった敵を人質に取り、それを別の敵に投げつけて殺し、投げつけられた方の敵が倒れている間に殴って新しい人質にするといった普通の射殺ではない手段を使うことによってダーク・ボーナスというポイントが貯まっていき、ステージクリア時の集計結果が一定量以上であることによって対戦用ステージが増えるなど、本作は任務の遂行よりも敵を殺していくことに重点が置かれているのは明らかです。
そういったことを楽しみたいのであればおすすめします。
ゴールデンアイ ダーク・エージェント
新システムとして、二丁拳銃を採用。
撃ちまくりの爽快感を味わうえ、ストレス発散には持ってこい。
が、同時に「敵を狙い撃つ」楽しさが無くなっている気がする。
「ゴールデンアイ」機能は、特別な状況下以外では
使わなくてもどんどん突き進んでいける感があり、
あまり新システムとしての充実感がない。
対戦モードはCOMを交えての対戦ができないのが悲しい。
しかも、対戦モードの時は二丁拳銃のシステムが裏目に出て、
相手と出会った瞬間にボコボコにされて終わり、
というパターンに繋がっている。今回の対戦はあまり白熱しないかも。
簡単な総合評価を下せば、同社の「007 Everything or Nothing」の
ミッションモードと、「007 Night fire」の対戦モードを足して
2で割った感じ。