ゲンジ通信あげだま DVD-BOX
あげだまの魅力はとにかく、とてつもない「ノリの良さ」でしょう。物語はワンパターンかもしれないけど、それがいいんです。
回を重ねるにつれ、存在感が薄くなる一応主人公の「あげだま」と、初回から完全に主役を喰って大暴れするスーパヒロイン九鬼麗と爺さん+執事3バカトリオに正当派ヒロインのいぶき。
そして豪華声優陣の熱演。
当時のスタッフがいかに楽しんでこの作品を作ったか見れば分かります。
とにかく即買です。全編通して外れなし!自信を持ってお勧めします。
「ゲンジ通信あげだま ファイト・オー!」イメージ・アルバム
原作/富田祐弘、さくまあきら
脚本/山田隆司
音楽/佐橋俊彦
歌/本間かおり
キャスト/佐々木望、玉川紗己子、渡辺久美子、滝口順平、三石琴乃、森川智之、岩永哲哉、高木渉、安西正弘、三浦雅子
収録内容
(1)〈プロローグ〉只今麗ちゃん入浴中
(2)人生まだまだあげだマン
(3)〈あげだま放送局〉1位は誰だ?『ザ・ベストテン』
(4)見参!気合の戦士
(5)究極のお嬢サマ
(6)ノットリダマスの大予言
(7)〈あげだま放送局〉マル秘どっきりビックリ突撃レポート
(8)「麗、帰るっ」
(9)怨夜巫女
(10)大宇宙に光ありっ!
(11)〈あげだま放送局〉『110回目のプロポーズ』
(12)ワープロ変換
(13)合成獣作戦
(14)気合カードで大勝利
(15)〈あげだま放送局〉九十九里爆走隊VSあげだマン
(16)世界はワタシのために
1992年キングレコード、KICA−83
ドテラマン DVD BOX
放映から実に約四半世紀を経て初のDVD化!
タイムボカンで有名なタツノコ作品の中でも、ドテラを着て変身するという異色のヒーローギャグアニメです。
作中に出てくるオニゾウさんの言葉(ジゾウ語)は通常聞くと意味が解らないのですが、当時はまだ珍しかった
副音声で聞くとその内容(ツッコミやぼやき等々)が解ったりする仕掛けが当時とても新鮮だったのを覚えています。
今では一般的となっているオーディオコメンタリーのさきがけとも言えますね。
※当時はうちのテレビも副音声なんぞに対応しているわけもなく、聞けていない・・・
DVD化されるにあたって心配(期待?)していた事が以下3点。
・第7話(かわいいアイドルにはツノがある!?)の収録
倉庫の火災により保管していたマスターフィルムが焼失し、再放送時にも欠番となってしまった幻の第7話。
作中でも人気の高かった『サイコーユ鬼』(モチーフは当然当時の某アイドル)の登場回だったのですが、
DVDでは偶然別倉庫で見つかった放送用16ミリテープから映像を変換することで見事復活し収録されています!
・オニゾウさんの副音声
こちらも音源マスタが現存せず、前述の7話以上に完全収録は絶望的・・・と思いきや、なんと
DVD化にあたって捜索に捜索を重ねた結果放映当時の副音声が完全収録されたVHSが発見され、
そこから復元・収録されています。
余談ですがオニゾウさんの声を担当していた渕咲ゆり子さん(当時高校3年)本人も音声多重のテレビを
持っておらず、自分の演技を本放送で確認できなかったとか・・・
・画質
ディスク3枚に20話収録と言うことで画質を心配していました。
当然ビットレートが低いので画質も荒目なのですが、元々が古い作品なので高ビットレートで収録しても
効果があまりないのでしょう。ディスク枚数増えて価格が上がってもCP下がるだけだし・・・
個人的にはVHSっぽい画質が逆にしっくり馴染んで気になりませんでした。
スポンサー問題、著作権問題、倉庫火災等、色々と不遇が重なった作品にもかかわらず、ここまで
見事にDVD化されるのはもはや作り手の愛情と奇跡としか言いようがありません。
故つかせのりこさん(ドテラマン役)も天国で喜んでいることと思います。
ゲンジ通信あげだま (B‐club visual comic)
ビジュアルコミックと書いてありますが、実質は設定資料集に近いものです。
・主要キャラ紹介
・あげだマン、ワンダーいぶき、ハイパー怨夜巫女の変身シーンのコマ割り
・全エピソードのスタッフ+ゲストキャラのイラスト
・CDやビデオのパッケージ一覧
・島本和彦氏による初期設定の漫画
本文中にも書かれていますが、表紙・裏表紙からも誰が真の主役であるかにじみ出ていますね^^;
ファンのコレクターズアイテムとしてどうぞ。