超解読 まどかマギカ (三才ムック vol.421)
「超解読涼宮ハルヒ」でもディープな解読を行っていた「タブロイドと愉快な仲間たち」による、『まどかマギカ』の解説書。
妄想を詰め込んだ謎本というよりは、コラム集・論考集というのが近い。
非公式なので場面写真やコンテなどは載っていないが、銃器の解説やアングラFlashアニメの写真はインパクトがある。
さらには「魔女が魔法少女だったころの姿」も想像で描かれていて、委員長の魔女とかちょうかわいい。
「鏡の国のアリス」「ファウスト」といった元ネタになった作品との比較や、SF、映像演出、音楽などの切り口から『まどかマギカ』の魅力を楽しむことができる。
魔法少女アニメ作品年表や『まどかマギカ』年表など、非公式だからこその企画もおもしろい。
Colorless
イージーリスニングに最適。特に、曲が挿入されていたドラマを見ていた訳ではないですが、風のガーデンや、ドクターコトーの風景を連想させたり、曲を聴きながら自分の気に入った景色、風景を連想できます。和らぎたい気分のときにおススメです。
TVアニメーション「黒執事II」 Black Tabloid
まず届いて驚いたのは「本の薄さ」。値段も考えると妥当ですが…
ムック本のようなものではなく、「映画館で買えるパンフレット」のようなものです。
しかし、2期1話放送前の発売=掲載出来る情報がそれほど多くないので、考えればうなずける薄さです。
ブログで枢先生が「1話終了後に是非読んで欲しい」と言った小説「箱庭トンチンカン」は、
ページにして1Pしかないものですが、文章から語り手が誰なのか簡単にはわからず、始終おかしな言い回しをするのですが、意味がわかると「1行1行全部に意味があったんだ」という事がわかります。
隠語だらけの小説で、私の頭が悪いのか、凄く意味不明で、最初全くわからず、色んな方向に迷走してしまいましたが…(笑)
一言で表せば、この小説は2期1話の一番核心的なシーンを意味しているのだろう、と。
厚さこそ薄けれど読み応えはあります。
あとこれは、別に1話放送までのダイジェストでもなく、最終回まで明かされない謎への紐解きになる内容です。
最終回まで通して楽しめる謎解きバイブル?だと思います。
アメリカン・タブロイド〈下〉 (文春文庫)
アメリカ人はアメリカン・ドリームを心の底から本気で目指すよう、幼い頃から、徹底的に教育されるのだろう。限りない上昇志向ー現在でも16歳の試験で将来がほぼ決まってしまうイギリスがもつ、あきらめにも似た閉塞感を、彼らはこれっぽっちも持ち合わせてはいない。
そして「父親」という存在に異常なほど固執する。
この作品、表向きはみなさんが書かれているような、アメリカの暗黒史なのだろうが、読後僕が感じたのはこの「父性」だった。自分の父親に限らず、自分や自分のステイタスやアメリカという自分の国がもつ「父性」を彼らは追いかける。それはギャングのボスであったり、FBIの長官であったり、大統領だったりする。自らは手に入れられなかったアメリカン・ドリームを具現した彼らに、何とか取り入られよう、愛されようとする。それは幼い子どもが父親に抱いてくれーとせがむ姿に良く似ている。
これは「アメリカの子供たち」の物語だ。愛されない、受け入れられない、と気づいた彼らはものすごいスケールでの家庭内暴力を繰り広げはじめる。その負のエネルギーはどこから来るのだろう。それはアメリカン・ドリームへと彼らを駆り立てるものと正反対のベクトルをもつ、負のエネルギーなのだ。こういうエネルギーがアメリカを創ったのだなあ、と最近のテロ関連の出来事とあわせて、あらためて痛感させられた。エルロイの描くアメリカは、彼自身の愛憎の対象でもあるのだ。
山瀬まみ-25th Anniversary Best Album-(DVD付)
CD、DVD、共に、
アイドル時代の作品をコンプリートして欲しかったです・・・
特にDVDはTV局からの映像集とかで
アイドル時代の楽曲オンリーにして欲しかった・・・
(『Candy』『ゴォ!』『Buricco』は良かった。)
それ位にアイドル時代の山瀬まみは可愛かったです。
CDも2枚組みにすればアイドル時代は
コンプリート出来そうなのに中途半端な選曲が残念です・・・