かめ探偵K (メディアワークス文庫)
北野氏の作品ではお馴染みの「かめ」キャラ
今までの「かめ」は自律型ロボットであるが故、もの悲しい感じだった
しかし、本著は探偵をこなす、アクティブなキャラだった
北野氏の作品は今の世界が終末を迎え、新たに再生された世界を舞台にしていることが多い
毎回、世界を創造するのは大変じゃないのかな
ご苦労様です
ある意味ワンパターンですが、出版レーベル毎に雰囲気を見事に変化させているところはスゴイ
早川ならSFぽっく、角川ホラー文庫ならホラーぽっく、ジュブナイル作品なジュブナイルぽっく
そして、本著メディアワークス文庫ならヤングアダルトぽっい感じだった
どーなつ (ハヤカワ文庫 JA Jコレクション)
何かがぽっかりと欠けているが、補完への渇望や焦燥感は無い。いや無いというよりは、それすらぼやけているのか。考えてみれば思い出ってそういうものだ。
つまり、雨の向こう側に垣間見える思い出についての物語と言える。
ぼんやり美しい。
かめくん (河出文庫)
何てことはない普通の生活を送る日々。
しかしそこに妙にひっかかる違和感。
淡々と進む中に時々凶器めいた光がチラつく。
極上。何度でも読める。そんな作品です。
その他に関しては語るべき作品ではありません。
と思っています。