The Last Samurai
完成度が高いと言われている本作、
ハンス・ジマーも素晴しいスコアを作り上げた。
今までも日本に関係した仕事
(ブラックレイン、シンレッドラインなど)で
和楽器を取り入れ、独特の旋律で日本人の
琴線にふれる曲を作ってきたジマーだが
本作は、それを一歩超えた壮大で美しい曲が
映像のいい引き立て役になっている。
全体にはシンセと和楽器を使った
静かで穏やかな旋律が続くが
2、9曲目はパーカッション等を多用した力強い
アクションスコアも収録されている。
特に9曲目は、侍のかけ声が入るが
日本人以上に日本人が作ったような曲。
この作品は主役からスタッフまで
徹底して日本の美学を追求したのが分かる。
CMや予告編で使われた、和太鼓とシンセの
シンプルなスコアは使われていない(収録無し)のは残念。
これが結構、画面にマッチして格好良かったのだが。
一時期は、画面に勝ってしまう曲が多かったジマーだが
(ファンにはそれも楽しみだったが)
最近は「引く事によって引き立つ」を大切にしているよう。
一見地味だが、何度も聞くと味わいが出てくる
シンレッドラインの流れのスコアが好きな人には
たまらない傑作だ。
ラスト サムライ [Blu-ray]
眼が潤んでも雫にはならないぎりぎりのところで留める。渡辺の役者魂。
そして役者としての監督原田の心意気がひしひしと伝わってくる。「シブミ」映像化への執念がまだ
失われていないことをこの作品を通して確認できた。それだけでも大きな収穫だ。ありがとう。
Mr.Harada 5スターはあなたがシブミを映像化した時のために取っておきます。約束ですよ。
ところで、トムと小雪は契りを結んだのであろうか?
追伸
なぜ自分の国の人間を嫌うんだ?ここに全てが集約されていると私は思う。
富める祖国を愛せない、これほどの不幸があるであろうか?
この映画の印象的なシーンはいくつかあるが、やはり最後に敵兵がひれ伏すところを忘れてはならないと思う。
このシーンを見るたびに敵兵にも守るべき家族が…と思ってしまうのである。
オリジナル・サウンドトラック ラスト サムライ
バックドラフト以来、場面場面に即した、ハンス・ジマーの迫力に満ちた
音楽に常に魅了されてきましたが、日本人として誰しもが共感するであろう
<武士道>が、ハンスの音楽担当だと知り、それだけで、この映画のインパクトの強さを確信しました。 当然、映画の魅力をより深いものとし、映画全体の感動を更に盛り上げてくれました。
再びの<ありがとう! ジマー!>でありました。
ラストサムライ 片目のチャンピオン武田幸三 (角川文庫)
おいらは女ですが、彼の生き様に衝撃を受けました。
まっすぐ過ぎるから、正直目を背けたくなりましたが最後まで読んだら、
強さと優しさをお裾分けしてもらったのかもしれないと思いました。
是非、読んで見てください。
ラスト サムライ [DVD]
買いやすくなった低価格DVD。
内容は今や説明不要〜アメリカ人が描いた日本、日本人ですが我々現代人が忘れかけていた日本人の美徳を再認識させてくれる名作です。
明治初期の日本を描いていますが史実的に誤りや創作等があり忠実な歴史映画ではありませんが、そこは娯楽大作として楽しみましょう♪