華麗なる一族〈中〉 (新潮文庫)
悪知恵が働く実業家が、正統派の実業家を潰していくストーリに、人生で目的を達成するための戦略、社会で成功するための戦略が学べる。
野望を実現するためには、汚い手段も辞さないやり方は、批判の声も大きいだろうが、このようなことは、実社会でも遠からず起こっている。
そのためか、読んでいてリアル感に驚き、いやな緊張感が走る場面もある。
ブロードキャスト・トラックス 毎日放送(MBS)編
上記の方同様、私も内容には残念でした。「野生の王国」はオープニング時のショート・バージョンと特番時のロング・バージョン(本来こっちが元々の録音形体なんだと思います。TBSチャンネル放送時に確認。)が存在するのですが、収録されたのは変な箇所でつないだものでした。オリジナル・ロングバージョンが欲しかったのに・・・・。HOWマッチは92年に発売された「イースト20周年記念CD」内収録の巨泉のトークの無いもので、テレビから録音したみたいな感じです。純粋な音楽が欲しかったのに、2度残念!ただ、世界ウルルンの「出会ったぁ!」は期待していたとおりの未音盤化作品で、下條アトムさんのナレーションとともに流れる短いあの曲です。純粋な音楽のみの収録でした。横溝正史シリーズは当時のEPを2枚とも持っていますが、今回はレコードバージョンでした。テレビバージョンが欲しかったのに、残念!以上、参考になればと思います。
華麗なる一族 [DVD]
……昭和の「華麗…」。佐分利信、小沢栄太郎、西村晃、仲代達矢、二谷英明、田宮二郎、迎える女優陣は京マチ子に月丘夢路、山本陽子、若き日の酒井和歌子と、昨今のお子様ランチからは考えられない、濃く重いキャスティング。中でも、妻妾同衾と云うケダモノじみたナイトライフを送って恬として愧じない万俵大介役の佐分利、その正妻役の月丘と愛人役の京、この三人の存在感は圧倒的だ。最後に、さりげない一言で京に完膚なき深傷を負わせる、月丘演ずる貴顕の残忍性は、反語としての「華麗」の一つの山だろう。京を蛇蠍の如く嫌う仲代もいい。
どこかヴァーグナーのムジークドラマを思わせる211分は、緊迫感を伴い一気呵成に見せかつ魅せ、救済し得ないカタストロフを迎える。手元に置いて損のない作品だ。ただ、全体にナレーションが多いのが興を殺ぐ。また、小説冒頭で大介と長女が、ロテル・ジョルジュ・サンクにいると錯覚してフランス語で会話を交わし、長女が「あらいやだ、お父様、今は日本ですのよ」と言うシーンは、虚妄なる華麗さのメタファとして優れ、これは再現して欲しかった。そのため★四個とした。
華麗なる一族〈上〉 (新潮文庫)
毎度の事ながら、著者のきめ細かい取材力や筆力に感服させられます。本書も、ご多分に漏れずズッシリと重量感ある大作です。
一昔前まで、銀行業界そのものや監督官庁との関係などおおよそ一般の人間には計り知れない世界であったと思います。この世界を、著者特有の精緻な取材や文章で余すことなく表現し、かつ登場する人物の内面を鋭く抉り出しながら進むストーリーは、これほどの長編でありながら読者に油断を与えない迫力です。
また、テーマとなる銀行再編や監督官庁の権益に絡む話など、今読んだとしても十分に新鮮さを味わえます。決して、古さを感じさせません。
著者の他の作品を既に触れている方には、本書も期待を裏切らないと保証できますし、初めて著者に触れる方にもお薦めの一冊です。
華ヤカ哉、我ガ一族(通常版)
全体的には面白かったです。
平均以上、いやもっと上を付けれるゲームでした!!
システム良好。
選択肢はすぐに正解と分かる表示があり、一途プレイと催し準備さえ実行していれば難なく個別ルートからEDまでいけます。スチルも然り。
シナリオもよく、登場人物もみな魅力的なので2人目攻略ぐらいまでは夢中でやりました。
でもこのゲーム、難点をあげさせてもらうならば
やや金太郎飴なんですよね。。。
行事とか1年の流れが一族一緒なので仕方ないと思いますが、特に夏休みまでかなり同じ。
主人公との絡みや話し相手がその時の攻略キャラでセリフが変わる程度なので本当にスキップの嵐です。
だいたい8月後半くらいから話が動き出し、本格的な個人ルートに入るのは10月です。(隠しキャラは除く)
また、面白い!と思ったコンプ要素の押し花や道具、依頼、オバケなども
3周目にはほぼ集め終わってしまったので、そうなると週末の探索モードがかなり邪魔。
もともと読み込み時間が長いのでせっかく本編のシナリオで盛り上がってきたところに無駄なロードが入り
探索しなくても次の日へ飛ばせますが テンポが悪くなってしまうと感じました。
今は攻略キャラの部屋の中のアイテム回収する時ぐらいしか探索していませんので余計に思います。
またコンプ要素として主人公の誕生日に自動的にアイテム入手できますが(好感度関係なし)
フルコンプを狙うには1周ごとに主人公の誕生月を変えて最初からゲームをする必要があります。
これがまたダルイ(笑
EDにはグッドとバッド2種類あるので
6兄弟×2でちょうど12ヶ月分の誕生日アイテムがもらえることになりますが
グッドEDとバッドEDはほんの少しの差。。。
終わり方やセリフがハッキリ違えば周回プレイする気も起きるのですが
バッドEDでもそれなりの終わり方なので、どちらかといえばグッドED見た方が素直に感動できていい、という感じです。
いっそのことグッドEDをスチル画面から見れる後日談、通常EDとして現行のグッドEDにしてもらえばよかったです。
バッドEDは別れEDくらいな方がメリハリがついたような^^;
ぶっちゃけ1月後半くらいのデータで好感度上げを調整すればどちらのEDも見ることができるので
コンプのためにゲーム最初からスキップの嵐でやるのはかなりの作業感かと思います。
かなり面白かったですし、コンプ要素もあり、いろいろ鑑賞でき・・・本当にボリューム満点ですが
上記の通り、周回プレイする気にさせるゲームだともっと最高でした。
4人目くらいからは意地で全員攻略しましたが、何度も繰り返したストーリーにお腹いっぱい^^;
すっかりお屋敷の中も人間関係も行事も使用人のごとく覚えました(笑
でもキャラごとの個別ストーリーが絡まって全員攻略してやっと真相が見えてくるという
まさに昼ドラの世界です。素敵なご兄弟でした^^